（新）ガイキング ＃１

テレビアニメーション『ガイキング』 OPテーマ「GAIKING」
七十年代に放送された「大空魔竜ガイキング」のリメイク。
とはいえ、ロボットデザイン以外に今のところ
繋がりはみられない。何か仕掛けがあるかも知れないけど。

ＯＰから内容全般に渡って、非常にクラシックな作り。
ＣＧなども使わずあくまでロボットアニメ本来の
マンガ的な面白さを追求している。
街に敵ロボが攻めてきてからガイキングが撃退するまでの
バトルシーンは、ＯＶＡか劇場版クラスの素晴らしさだった。
敵を海にぶん投げてからの一連のアクション、
金田伊功っぽくて前作へのオマージュなのかと思ったら、
原画に今石洋之がいて納得。他にも長谷川眞也がいたり、
メカデザの大塚健を筆頭にスタジオへらくれす勢がいたり、
「ドッキングアニメーション」のクレジットで
大張正巳の名前があったり、とにかく超豪華な原画陣。
恐らく、前作を観ていたファンの世代が
ゲスト的に参加したということなんだろうなー。
なので、第二話からどうなるかは若干不安はあるけど、
まあその辺は東映精鋭部隊の頑張りに期待したい。
キャラやストーリーも王道を丁寧に描写していて好感。
シリーズ構成が「ダイの大冒険」「冒険王ビィト」の
三条陸で、今回の脚本も担当。
三条陸は少年の成長物語も上手いけど、
それ以上に敵側のドラマを作るのが得意なので、
暗黒ホラー軍団（みたいなの）の今後の活躍が楽しみ。
とりあえず、ロボットアニメの王道復古路線を行く
作品として期待大。
ただ、子供にどこまで受けるのかは未知数だけど・・・。