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ガン×ソード #26(終)

ガン×ソード バラエティ・アルバム「いつだって波乱ヴァン丈」


まさかのカイジオチ!!


鉤爪の恋人を生き返らせるという提案、
ヴァンはそんなことをしても鉤爪の思想に侵された
幸せなど意味がないと突っぱねる・・・のかと思ってたら、
「バカなんで鉤爪の言ってることの意味が理解出来ない」という
予想を超える突っぱね方をしてくれて最高だった。
しかし、バカであるがゆえに「死人は生き返らない」といった
真実に感覚的に到達しているのが、鉤爪を上回る部分なんだろうなぁ。
で、ヴァンVS鉤爪はバカ対決になってしまったので、
テーマ語りはウェンディVSミハエルに。
理屈だけでなく、ウェンディがちゃんとミハエルを
撃ったのも良かったと思う。これがガンソードの「ガン」の部分か。
ヴァンは目的を達成、ミハエルはファサリナと一緒に生死不明、
そしてヴァンは皆の元を去り・・・予告ウェンディと
ナレーションの謎が明かされるラストシーンへ。
あの恐ろしくあっさりしたオチは、変に感動的にするよりも
「普通に面白いエンターテイメント」として
きれいにまとまっていたように思う。
たぶん、もっと濃い最終回にすることは
いくらでも出来たんだろうけど、この作品の方向性は
そういうことじゃないってことなんだろうなー。
全体的に、凄く抑制の効いた作品だったという印象。
抑えるべきところを抑えることで、無茶な部分を引き立たせる。
スクライドの頃は本当に暴走していた感じもあったのだが、
谷口吾朗はそういう自身のヤンチャな面も上手く制御して、
作品性に意図して盛り込めるような技術も得たということかな。
しかし、欲を言えばこのスタッフの
限界ギリギリを攻める仕事をもう一度見たい想いもある。
今からもう、次が楽しみなんだけど、
とりあえず、スタッフの皆様、お疲れ様でした。