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半分の月がのぼる空 #6(終)

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「半分の月がのぼる空」オリジナルサウンドトラック
驚異の壁走りで里香の部屋に突撃し、
残り少ない時間だとしても一緒に過ごす選択をする裕一。
裕一の行動だけなら若さと勢いだけで突っ走って
重要な決断をしているようにも見えるのだが、
夏目と亜希子の存在でそれを肯定する構成にしているのが上手い。
夏目にしても亜希子にしても、描写自体は足りていないんだけど、
まあ与えられた話数のなかでまとめるのはこれしかないという
ギリギリのまとめ方はされていたように思う。
EDでカメラの伏線を消化したり、里香の母親が裕一に
頭を下げている場面を補完したりしていたのはスマートだった。
こういう「難病もの」というのは、モチーフとしては
ド定番に当たるわけだけど、それを原作はラノベに持ち込み、
またこの作品はアニメに置き換えたことで新しさがあった。
全6話という話数に関しては、もっと長ければ
ドラマを細かく描き込めはしただろうけど、
一方で陰鬱さが増すばかりだった気もするので、
このくらいで丁度良かったのかも。