ウィッチブレイド ＃２４（終）

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WITCHBLADE ウィッチブレイド 天羽雅音 - 発動態 - TV ver. (ノンスケールPVC塗装済み完成品）
アイウェポンと死闘を繰り広げる雅音、その元へと走る梨穂子。
雅音はまりあ達と決着をつけ、彼女達もまた母親を求めていたのだと知る。
そして、全てを光に包み、空へと消えるのだった・・・。
アクションの激しさと、ラストシーンの美しさは特筆ものだったが、
しかし作品の帰結としては消化不良感が残る。
雅音が結局助からず、希望を託して光になるというのはいい。
だがそれをやったなら、絶対にその光を見た残された人々が
どうなったかを描かないと駄目なんじゃなかろうか？
直前にエウレカ最終回の再放送を観ていたこともあって、
この作品にこそ「そして一年後」のエピローグがあればと思えてならない。
尺、足りなくて仕方なかったんだろうけどなぁ。
ＯＰをＸＴＣに戻してくれたのは良かったけど、
ＯＰ潰して、ＥＤも利用すればエピローグ入ったんじゃないか・・・？
せめて、ウィッチブレイドの胎動と梨穂子のカットは分けて欲しかった。
あれだとその後、結局梨穂子がブレイドに囚われそうで怖い・・・。
潰されて終わりな女医とか、狂って終わりな和銅さんとか、
刺されて終わりな渡辺明乃とか、キャラの処理にも苦労していて、
後半の展開を雅音と梨穂子の関係に絞り過ぎたツケがきた印象。
しかし、この作品のテーマ、独特の雰囲気は
その雅音と梨穂子の関係を丹念に描いていったからこそ
出来上がったものでもあるわけで、一概に失敗とも言えない。
本当に、アメコミ原作、うのまことキャラという土壌において、
これほどに叙情的な、極めて日本的ともいえる母娘ものを作ってしまった
監督以下スタッフには頭が下がる。
どんなキャラや設定でも、切り口によって可能性は無限大なんだと
改めてアニメというものの奥深さを感じさせてもらった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。