へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)ヒロイック・エイジ #1

脚本・構成:冲方丁、キャラデザ:平井久司をはじめとする
蒼穹のファフナー」スタッフによる新作。
まず、今時珍しい壮大過ぎるほど壮大な世界観設定に驚いた。
近年のロボットアニメは日常と非日常の対比によって
物語を作ることが主流、ファフナーはまさにその典型だったので、
冲方丁がそれを捨てて一気に大宇宙に飛んでっちゃったのは興味深い。
妙にイマジネーションを縮こませているような
ロボットアニメの世界に一石を投じるような意識があるのかな。
まあ、そのわりにロボは結構普通にロボだし、
主人公の変身した姿はエヴァ走りをするベターマンもしくは
ハクオロさんなわけだけど・・・。
後半のバトルシーンはスケール感の出し方が上手くて
アニメらしい昂揚は充分にあったのだが、
しかし作品の面白さという点は前半の機械的受け答えをする
コンピュータを「お母さん」と呼んで無邪気に生きる
主人公の描写なんかの方により強く感じられたなぁ。
ああいう野生児描写はベタなんだけどワクワクする。
ただ物語を動かしていく段になると扱い難しそうではあるが。
イメージシーンになるとエロい姫様、
釘宮理恵田村ゆかりボイスでハモる双子、
早くも気苦労ばかり多い負け犬オーラが出てるエリート軍人など、
サブキャラ勢もなかなか魅力がありそうなので、
ドラマの面はそれほど心配しなくても良いかな。
とにかく、今回はファフナーのように前半もたついたりせず、
最初からガンガン飛ばしていってもらいたい。