BSマンガ夜話 青い花
最終日は絶賛する女性ゲストと戸惑う男性レギュラー陣という、
これはこれでまたマンガの新たな時代を感じさせるような内容に。
個人的にはアニメしか観ていないので原作の深いところはわからないが、
ふみや杉本先輩の面倒臭さに感情移入出来ないとか、
外の世界がなく閉じた世界のなかで限定された時代を
描いているのに違和感があるといった意見が出るのは納得。
ただ、その是非は果たして男女や世代の違いに拠るものなんだろうか?
何かこういう作品を語るうえで必要なピースが欠けているようで、
それが何なのかわからないまま観ていてモヤモヤするものがあったなぁ。
あと、原作には背景が少なく余白を多用することによって
独特の空気感を生み出しているという話があったけど、
アニメでは逆に鎌倉という舞台を丁寧な背景美術で強調して
古都が持つゆるやかな時間の流れを上手く物語に乗せていたのを思い出した。