へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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輪るピングドラム #2

DEAR FUTURE
見知らぬ少女をストーキングしているつもりが実は少女の方がストーカーでした。
これはまた話の要点、話の展開、話の構成の引っ掻き回しぶりが素晴らしくて完全に煙に巻かれているのに惹き込まれてしまう・・・!!
ピングドラムが何なのか、あのペンギンどもが何者なのかといった最重要と思われる情報は伏せられているのに、それを巡る双子の心理描写や唐突に命じられたストーキング任務のコミカルな進展で疑問点を気にさせず引っ張っていくパワーが凄い。
特にペンギン使った作画演出が、明らかにこれ物事の本質を覆い隠す為の「カワイイ」に過ぎないんじゃないかと思うのにそれでも可愛くて仕方がない!!
この生理的な快感で本来不快であるはずのテーマの深淵まで視聴者を導いていくハーメルンの笛吹きみたいな演出力は本当に恐ろしい・・・。
しかしこのストーカー問題といい双子の対比といい、一体どこに向かっていくのかまるで予想がつかない。
双子については肉食系のジャイアンと草食系の全裸王子という対比があからさまなんだけど、それはそれで罠っぽくもあるし・・・。