あの夏で待ってる #3
互いに勘違い妄想をこじらせた海人とイチカがデートで和解。そして再告白。
妄想とすれ違いで延々とコメディを回していくと思わせて、ラストでまたあっさり二人を引き寄せにかかる緩急自在な構成がお見事。
これ全体的なセンスは「おねがい」時代の黒田洋介のままで今となってはかなり古臭さも漂っているのだが、中身に関しては近年の仕事で学んだことを惜しみなく全投入していて技術的な成長を如実に感じる。
全員片想いは明らかに「ハチクロ」だし、クリフハンガーを意識したヒキ作りは「ガンダムOO」なんだろうし・・・。
一方で丁寧なご当地描写とそこで繰り広げられるドタバタ恋愛劇の楽しさもすでに安定軌道。
友達組の恋愛フラグも毎回ジワジワ積んでいくわけね。
それにしても意外とメイン二人の関係変化が早いんで、青がもう乗り遅れてきていて痛々しい・・・。