バンブーブレード ＃１０

　バンブーブレード 二本目(初回限定盤) [DVD]
バンブーブレード O.S.T.
ミヤミヤを狙う謎のストーカー女現る！！
あ、あの声は明らかに鉈とかで襲ってくるタイプ！！
しかも母親がコジローを地獄に叩き落したあのオバサンらしく、
何とも意外な方向から因縁めいた人間関係が構築されてきたなぁ。
こんなにシンプルな構造なのに話の展開がまったく読めない・・・！！
コジローの実家でのエピソードは、等身大の葛藤を丁寧に、
しかし重くならないようあくまでコメディタッチに語っていて
非常に面白かった。女の子一杯のハレームものみたいな
テイスト加えながらも、コジローをメインに置くことで
青年向け作品のリアルさを維持しているのが凄い。
バイトの話をタマと対比させているのも上手かった。
コジローは最初の社会経験で挫折を味わい、タマは自信と成長を得た。
その差は理不尽ではあるけど、そんなものに負けてはいられない、と。
この作品、根底にあるのは真っ直ぐキラキラと輝いて生きる女の子達を
羨望と嫉妬と欲望の眼で眺めながらもそれに負けじと魂を振り絞る
駄目男の最後の矜持みたいなものなんだな。熱いぜ！！