デルトラクエスト ＃６５（終）

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ついに戴冠式当日、しかしリーフが行方不明に。
というわけで、またしてもジャスミン＆バルダ＆七部族代表で
ああでもないこうでもないと推理合戦。
勝手に消えた主人公に対して王様になるのが嫌で逃げたんじゃないかとか、
実は隠れて彼女作ってたんじゃないかとか、
完全に井戸端会議レベルの話題を繰り返すことが
大冒険の果ての最後のクエストなのか！！
まあ、これぞまさしく「デルトラクエスト」の集大成といった、
脱力問題ではあったわけだけど・・・。
最終的には、ジャスミンが嫉妬でツンツンしまくっていたところに、
実はジャスミンの為にペンダントを作っていたリーフが現われて、
ラブラブハッピーエンド。
とはいえ、てっきり指輪渡して告白するのかと思っていたので、
リーフのヘタレな印象は最後まで拭えなかったなー。
原作ネタがまだあるので結婚までは踏み切れなかったのだろうか？
とりあえず、ジャスミンのツンデレとお化粧姿が堪能出来た点では
非常に良い最終回ではあった。
全体・・・というかこの後日談のラスト１クールについては、
普通に考えて完全に蛇足だったのだが、
宝石集めから解放されて思う存分ユルい旅を繰り広げる様子が
一年間の苦闘を見守ったあとでは微笑ましくて、
オマケと割り切って観るならばそう悪くなかったかな。
一年三ヶ月通じては、とにかく一年目の安定感は素晴らしいものがあった。
海外児童文学を原作とし、その魅力を充分に引き出しながらも、
日本アニメとしての特性もきちんと発揮していたのが印象的。
ジャスミンがロリツンデレキャラになってるとか
バルダがヘタレキャラとして延々イジられるとか、そういうのも含めて。
声優陣では初主演を務めた坂巻亮祐と高垣彩陽の成長していく様子が、
そのままキャラと重なっていくのが上手くハマっていたなぁ。
特に高垣彩陽のこの一年三ヶ月での飛躍度は凄まじかった・・・。
近年では稀な、本当に安心して楽しめる作品だったので終わってしまうのは寂しい。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。