エル・カザド #14
エリスと博士が暮らした穏やかな日々。
エリスの過去編ではあるが主観は博士の方で、
エリスを実験体としてしか見ていなかった博士が
段々と愛情に目覚めエリスとの絆を深めていく様子を、
ヌイグルミや感謝祭といったギミックを上手く使って
丁寧に説得力を持って描写していく内容。
途中の名言引用や、クライマックスの挿入歌も
雰囲気を盛り上げる良い効果になっていた。
しかし、博士のエリスに対する感情は
父が娘に向けるようなものだとラスト直前まで思っていたけど、
あのエリスの告白とその受け入れ方からして、
男女のそれにまで高まっていたと考えた方がいいのかな。
そして、ローゼンバーグの目的はそれほどまでに
エリスが好意を寄せた博士を殺すことによって
エリスの能力を暴走させることだった、と・・・。
銃声で終わるヒキはいかにも真下アニメだったけど、
今回は想像力を働かせる演出で見事だった。
そして、次回は何とこの世界観で温泉回!!
やっぱり温泉は一回は必要なのか!?