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(TVK)KIDDY GiRL-AND キディ・ガーランド #24(終)

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キディ・ガーランド キャラクターソング8 キディ・ガーランド キャラクターソング9
キディ・ガーランド 第2巻 [Blu-ray] キディ・ガーランド 第6巻 限定版 [DVD]
妹にキスされたガクトエル様から毒気が抜けてハッピーエンド。
最終的にアスクールとク・フィーユの百合キスと
アスクールとガクトエルの近親キスに全てが集約されていたのは
関係性の落としどころとしても演出としてもこの作品らしかった。
ただ、意外な展開というものがほとんどなく、
何だかんだ振り回された挙句にベタに落とされたという気もしないではない。
カッコ良く散ったかに見えたシャドウワーカーの皆さんが
ほとんどエピローグで生還していたのも喜べば良いのかどうなのか・・・。
というか最終回で一番ワクワク感があったのが
エピローグのアスクフィ組とエクリュミ組の合流だったのだが、
むしろ観たいのはこの先なんだ、この先・・・!!
全体としても序盤のネタ回連発やアスクールとク・フィーユのキャラ立てなど、
メインの部分はわりと良い出来だったにも関わらず中盤からGソサエティ側の描写が
それを食ってしまうほどに肥大化してしまい結局バランスを崩したのが残念。
特に宇宙を守るといいながら体制側の庶民の平和をまるで描かないで
ノーブルズの事情ばっかり掘り下げていたのが感情移入の面でもツラかったなぁ・・・。
前作で否定したものが正当性を得て逆襲してくる構図を描きたかったのだろうが、
そんな形で前作を引き継ぐことなんて誰も望んでいなかったわけで。
逆にエクリュミの活躍や多層的なプロットなど前作の魅力は削られていて、
何だか最後まで期待と実体がすれ違っていたような気がする。
主演のW彩については、未だどっちがどっちだか混乱することもあるものの、
二人とも可能性は充分に感じさせてくれて将来が楽しみ。
最後までOPがバンクだったりブルーレイ版の発売が二転三転したり、
何やら制作サイドの問題が足を引っ張った面もあるのかも知れないが、
それでも注力すべき箇所には精一杯の努力が見られたし、
個人的には色々と不満はあれど毎回楽しめる作品だった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。