（新）仮面ライダーカブト ＃１

NEXT LEVEL
ビーラ〜イダ〜、ビーライダ〜カブト〜♪
正直、あれだけ迷走した響鬼のあとを受け、
またしても「いつもの」平成ライダーに戻ったかのような
設定に見えたこの作品にあまり期待はしていなかったのだが、
この第一話の完成度を見て考えを改めた。
とにかく、画面のクオリティーが尋常ではない。
ファイズや響鬼の第一話にも相当驚いたんだけど、それ以上。
細かなカッティングや、ライティングを用いた演出なども素晴らしい。
このクオリティーで一年持つのかと心配にもなるが、
何だかんだでこれまでも画面のレベルは維持してきたので、
ちゃんと見通しは立っているのだろう。
謎の敵、立場を違える二人の主人公、装着型のベルト、
巫女的なヒロイン、飛んでくるサポートメカ、などなど、
これまでの平成ライダーシリーズのいいとこ取りな設定は、
確かに驚きはないのだが、集大成的な安心感はある。
今回は売れそうな玩具も揃えてきているし。
不安要素は、オレ様キャラな主人公、お兄ちゃん大好きな妹、
ボクっ娘といったあまりなキャラ設定と、その役者の演技力か。
まあその辺はしばらくすれば馴れるとは思うんだけど。
ともかく、期待度急上昇。あとは本当に、迷走しないのを祈るのみ。