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天元突破グレンラガン #26

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「いつの間にか背ェ抜かれちまったな・・・」


存在確率すら変動させるアンチスパイラルの猛攻をも
突破する超銀河グレンラガンだったが、
螺旋宇宙に存在する並行世界にシモン達は囚われてしまう。
そこでシモンが見たのは、在り得たかもしれない石ころのような兄貴と、
たった一つの道で出会った自分の魂そのものである兄貴だった・・・。
なるほど、これか。


「もし、とか、たら、とか、ればとか、そんな想いに惑わされんな、
自分が選んだ一つのことが、お前の宇宙の真実だ」


第四部、ゼロ年代的ロボットアニメの形って、
ゲーム的リアリズムか!! 選択可能世界における決断の唯一性か!!
なるほど現状で出してくるにはそれしかないわけだし、
テーマ自体はここ数年語り尽くされたことの集大成ではあるのだが、
しかしここまで積み上げてきたドラマに乗せて最高の演出でこれを出す、
その構成の巧みさ熱さに痺れずにはいられない。
兄貴が迷ったシモンにそれを言ってくれるというシチュエーションは、
二人が背負ったドラマとテーマに隠喩や直喩が混ざり合って
何かもうあらゆる意味でたまらない。
やってくれたなぁ。第三部が途中でテーマ的には失速したので
第四部もロボットアニメの何たるかといった部分は
あまり期待出来ないかと心配していたのだが、やるべきはやってくれた。
まあ、そういうの抜きにしてもあの本物兄貴登場からヴィラルまでの流れは
本当に神懸かっていたのだが。特にヴィラルの家庭妄想は不意打ち過ぎ。
あのラストの穏やかさを振り切っていく表情変化が素晴らしい。
あれは単に平穏を求める心が生んだのではなく、
実際過去にああいった選択も在り得る恋をしていたのだろうなぁ・・・。
キタンとの未来を心のなかに残していたヨーコも良かったし、
授業参観だか何だかで学校にいるロージェノムも良かった。
ロージェノム、本来は娘を大切に想うナイスガイだったのね。
そんなロージェノムの影響もあって擬人化してしまうブータには驚いた。
あれって第一話冒頭の副官なのだろうか?
シモンが夢で可能性の未来を予見していたってこと?
ともかく伏線回収もテーマ語りも一通り終わらせて、
あとはどういうオチをつけるのかという一点にかかってくるわけだ。
作画的にはもう現時点でリミッターぶち切っているので不安はないが、
予告からすると・・・超銀河の更にまた上まで突破するのか!?