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(TVK)ロザリオとバンパイア CAPU2 #13(終)

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最終回で、TVKリミッター解除!!
ついにTVKも最後にクマもコウモリも退治してくれた!!
しかし・・・改めてこうして画面一杯に
皺の入ったパンツが大写しになるのを見ると、
風情がないような気もしてしまうのが人間心理の難しさ・・・。
ともかく本編は新たなロザリオを得る為に月音が
他のヒロイン達の協力を得ながら走る話。
みぞれと胡夢がそれぞれに母親に立ち向かう展開は、
恋心とキャラ自身の成長を上手く見せていて良かった。
しかし報われない恋に懸けるサブヒロインの戦う姿は切ないなぁ。
そして月音が辿り着いたロザリオ制作者は、
萌香と心愛の父親にして、森功至声のガルマ・ザビ!!
ああ、第一期のラスボスがシャアだったからか・・・!!
しかしついに萌香の父親までアニメ独自に出してしまったか。
萌香を人間界に出していたのも安全を考えてということになってるわけね。
そこで萌香がイジメに合ったので人間を信用していないというのも、
確かにわかりやすく筋の通った話ではあったし、
ロザリオによって生まれた表萌香はあくまで幻想であって、
お前はその優しい人格を利用して娘を愛欲奴隷にしようと
企んでいるだけだろうという月音への指摘も真っ当で納得させられた。
で、それについて月音がどう答えを出すのかと思ったら、
変身してバトルしながら「萌香さんを僕にください!!」と
申し込むという結婚宣言みたいなオチで決着。
まあ、それだけ言っておきながら萌香エンドにはならずに、
とりあえず月音の男気だけ見せて誰をどういう理由で選ぶのかという
恋愛問題の決着は当然の如く棚上げエンドになったけど。
誰を選ぶにしても表萌香が参戦していない状態では
決めようがないというのも何かズルい言い方ではあったが、
話の落としどころとしてはわりと上手かったかな。
OP曲に乗せてのエピローグは能天気さが最高潮に達したような
ハッピーな空気に包まれていて観終わっての満足度はとても高かった。
不満といえば結局心愛がギャグ要員以上にはならなかったことくらいか・・・。
全体的に、第一期と比較してもエロコメに徹し切った作りになっていて、
原作にあるシリアス要素を絶妙に回避しつつもイメージは損なわせない
アニメ作品としての切り回しぶりが非常に良く出来ていた。
ここまで別物にされているのにパンツとギャグの絨毯爆撃によって
誰にも文句を言わせないレベルにまで到達してしまったのは本当に見事。
それと、そもそもの80年代を意識したBGMやアイドル楽曲の使用、
学園ラブコメ演出の強化などの初期コンセプトの練り方が
凄く徹底していて、そこがどれだけ無茶をやろうとも
軸が最後までブレなかった要因なのかなと思ったりもする。
声優陣の魅力も強かったし、散発的に作画の見せ場もあり、
色々とパンツだけではない見どころも多い良質エンタメ作品だった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
しかし今年のGONZOはこれとウィッチーズが頼みの綱という、
凄い時代を迎えていたなぁ・・・。