へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)閃光のナイトレイド #1

約束(ナイトレイド盤) 未来へ・・・(初回生産限定盤)
アニメノチカラ第二弾。監督は「PERSONA」の松本淳が務め、
キャラ原案には上条明峰を迎えての戦前の上海を舞台にしたスパイアクション作。
超能力を持った四人のスパイそれぞれの性格・能力・立ち位置を
人質救出作戦が進行するなかで無理なく明かしていく手際や、
リアリティを過度に外さないレベルを保ちながらも
見せ場としてはきちんと成立させている超能力バトルの描写など、
全体的に上手く第一話らしい引き込む内容にはなっていた。
ただ、色々と工夫してはいるもののやっぱり根本的な地味さは拭えないなぁ。
戦前の魔都・上海という舞台を強調しているにも関わらず、
街中の描写が申し訳程度にしかなくほとんどが夜の水路だの
敵の本部だので進行してしまっているのも勿体なかった。
そこはまず上海の光と闇の落差を強調する意味でも、
華やかな歓楽街をもっと見せておいても良かったのでは。
その辺りは次回以降に期待ということか・・・。
それと、声優陣に中国語でセリフを喋らせる演出については、
その役者根性やそれにより生まれる異国の雰囲気には感心したものの、
単純に夜のシーンで字幕読むのがわりと面倒くさくて微妙だった・・・。
とはいえ、クセの強いメインキャラの関係性や超能力アクションのバリエーション、
舞台設定から連想される歴史的な要素など可能性は多く感じるので、
スタッフには小さくまとまることなく好きに暴れて欲しい。
・・・それにしても何となく「アニメノチカラ」が
今はなきGONZOが2000年代の深夜に連発していたオリジナル作品群の
跡を継ぐ存在になりつつあるように思えるのは気のせいだろーか!?