へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(レンタル)涼宮ハルヒの消失

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・クリスマス映画かと思ったら七夕映画。と思ったらクリスマス。
・TV版の様式を極力崩さず、拡大しているだけできちんと「映画」になっているのが凄い。
・固定カメラ演出は特に映画になることで効果が増していた。
・これまで傍観者を気取っていたキョンが否応なく主人公として矢面に立たされる展開も劇場版っぽい。
・っていうか全体的に「ビューティフルドリーマー」入っているのだが、原作準拠でそうなっているのが面白いところ。
・二時間四十分喋りっぱなしで飽きさせない杉田智和の底力に感心。
ハルヒ長門ダブルヒロインが明確に並び立っているのが、アイドル映画的な趣きを与えてもいる。
・そして大人バージョンまで投入したのに空気なみくる・・・。
・各パートごとに作監の個性がわりと如実に出ているのが楽しい。
パラレルワールド、世界選択性、ヒロインルートによるプレイヤーの責任論などなど、2000年代らしさも満載。
・ただ、それらはあくまでオタクコンテンツ的なニュアンスとして処理されていて、本質はむしろ離れていこうとしている感じ。
京アニ的にここから、けいおん、日常、氷菓と繋がっていくのはわかる気がする。
・賑やかな非日常に憧れるのは日常が退屈で平和だからという前提が要る。これからもそれは保たれるのか・・・?