LUPIN the Third -峰不二子という女- ＃９

温泉街で見世物として売られていた女を巡る、ルパンと不二子の対決。
過去のトラウマを刺激された不二子が温泉という舞台を台なしにするほどのターミネーターと化していて、何かシチュエーションがチグハグな印象を受けた。
雑多な温泉街を駆け抜けるルパン＆次元の様子は、ルパンシリーズらしい追いかけっこの魅力があって正統派。
対して不二子の方は情念剥き出しドロドロのこの作品らしさを背負ったような状態で、ある意味二つの「ルパン」が対決しているような感じもあったなぁ。
最後はルパンの逃げ切り勝ちで、絶対死ぬだろうと思った見世物女も次元の優しさで救われて観ている方は安心したが、不二子の話としては今後どうする気なんだろう？
不二子の過去は性的虐待なんてレベルではなく、強化人間みたいなイメージになってるのかな。