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夏色キセキ #12(終)

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TVアニメ 夏色キセキ オリジナルサウンドトラック
夏色キセキ オリジナルCDドラマ~ドリームアワー・イン・紗希’s room~
エンドレスエイト夏休みを断ち切って、未来へと進む最終回。
こういう場合、もっとこの時間に永遠に留まっていたという葛藤が出てくるものだと思うのだが、遊ぶだけ遊んだら比較的あっさりキセキを捨てるサバサバした感覚が何か良かった。
やはり個々の問題はすでにほとんど解決していたので、このエンドレスエイトは御石様の最後のサービスくらいのものだったんだな。
ママン達も昔はキセキに触れていたらしいと示されることによって、「年頃の女の子はわりと普通にタイムリープする」的な日常に寄り添った世界観をより強固にしていたのも上手かったと思う。
全体的にも、当初こそご当地アニメでスフィアゴリ押しで一体何がしたいのかと混乱したのだが、明確にSF(すこしふしぎ)アニメなんだと判明してからは凄く楽しみ方がはっきりして面白かった。
毎回キセキに振り回されるコメディ構成も良く出来ていたし、各キャラの魅力の掘り下げも中の人と連動する形で丁寧に行われていて、いつの間にかゴリ押しどうこうが気にならなくなっていたのは見事。
何でこの企画に水島精二なのかと疑問だったけど、終わってみればこれは水島精二の職人的な技術とバランス感覚がなければ破綻していただろうなぁと納得。
水島精二の監督としての優秀さって上手く言い表せないところにあるんだけど、今後は「この作品を駄作にしなかった」と言えば大体通じるはず・・・!!
しかし、後半ほとんど下田を紹介すること放棄してたのは大丈夫なんだろーか? ローソンには義理果たしてたからまあ平気か。
スフィアの四人も、アイドル声優的な側面ではなくガチで声優としての技量を試される回が多かったのはとても良かったと思う。
元々、四人それぞれ個別に活躍し名を挙げてから満を持してユニット結成したのに、最近はユニットのイメージが個性を潰していた面もなくはなかったからなぁ。
こうして四人揃っての作品で再び個性を確認したのだから、また以前のように同じ作品に四人は揃わない体制に戻ってもいいんじゃないのかな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。