とらドラ！ ＃１５・１６・１７

とらドラ! キャラクターソングアルバム　とらドラ! ドラマCD Vol.3
北村が金髪になって生徒会長選立候補を辞退宣言。
あまりにもわかりやすいグレ方をする北村に対して、
クールな態度を取る亜美とそれに感心する実乃梨、
北村を励ますことに盛り上がってしまい自己嫌悪に陥る大河と、
女性陣が三者三様の態度を取る様子が相変わらず妙に生々しくて面白かった。
特に亜美と実乃梨の関係性の変化がこういうところから
浮かび上がってくるという作りは見事だなぁ・・・。
しかし北村の問題については生徒会長への想いがあるのだろうから、
ここで大河の北村への恋については何かしら決着つくことになるのだろうか？

北村を巡る問題は二転三転した末にどうにか収束、
だが全校生徒への挨拶の場で北村が生徒会長に大胆告白を決行！！
それを受け入れなかった会長に対し手乗りタイガーが牙を剥く・・・！！
というわけで、終盤までは各キャラの微妙な想いと
会長選を巡るドタバタの様子を丁寧に繋げていく作りだったのだが、
北村の告白から大河殴り込みというクライマックスにかけて、
丁寧に並べたドミノが一気に倒れていくような怒涛の展開に！！
沼田誠也が担当したと思われるラストの大河ＶＳ会長は、
もう完全にリミッター解除した沼田絵による超絶バトルになっていて、
本来ならばこの作品の主旨とは反する表現になるところなのだが、
これがまた「今までの抑圧を爆発させる非日常的な場面」を
演出するのに持ってこいな作画としてハマっていて、
沼田作画にこういう使い方があるのかと感動してしまった。
極限の表情作画に負けない声優陣の熱演も素晴らしかったなー。
それと、北村の片思いが一応の決着を見たのに加えて、
実乃梨のモヤモヤに対して亜美が強烈な一言をかぶせてきたり、
竜児と大河の関係がまた一つ進展したりと、
全体のターニングポイントとなるエピソードを
こうして作画的にも盛り上げて締めたのも見事だった。
ＯＰ＆ＥＤがなかなか変わらなかったのもスケジュールの都合だけでなく、
このエピソードが終わるまで待ったってことなんだろうか・・・？

で、ここからＯＰ＆ＥＤ変更。
ＯＰは完全冬服仕様になったのに合わせて、
どこか孤独感や切なさが感じられる雰囲気にチェンジ。
実乃梨の疾走、自販機間のマイポジションから立ち上がる亜美、
たった一人歩き続ける大河と、何か恋する乙女は戦士って感じだなぁ・・・。
本編は、クリスマスイベントを前にしてはしゃぎまくる大河と、
対照的に何やら塞ぎ込んで竜児を避け続ける実乃梨の話。
冒頭のクリスマスにはしゃぐ大河が作画的にも釘宮理恵の演技的にも
とてつもない可愛さで久々に釘宮声に萌え殺されそうになった・・・！！
作監の一人に大塚舞が入っていたけど、そのせいなのかちょっと
シャナっぽい要素も加わっていて、実に最強釘宮だったなぁ・・・。
何やらドロドロしたものを抱え始めている実乃梨と対比する意味でも、
サンタを無邪気に信じる純粋な大河が強調されていたのかな？
ＣＭ明けの春田妄想シーンもなかなかエロかったし、
今回は妙にサービス良かった印象。
ただ、実乃梨のことだけでなく大河と北村をくっつける計画が
他のクラスメイトにも共有されてきてしまったことで
竜児の想いが揺れ始めたり、北村を狙う新たな勢力が現れたりと、
恋愛模様に関しては順調に地獄に向かってまっしぐらな感じもする・・・。
しかしどうも木原さんが超電磁砲の人に見えてしまって仕方がない・・・！！
ＥＤはハーレムオレンジ。幸せな光景・・・なのか、これは？