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(TVK)WHITE ALBUM 第二期 #26(終)

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アバンで由綺が出てきたあとTVKが正月放送する「愛・おぼえていますか」の
CMが入ってそれが開けたら由綺と理奈がデュエットで歌い出した。
こ、これは「お前達が俺の翼だ」エンドへの伏線なのか!?・・・と、
結構本気でビビったのだが冬弥がようやっと女の子がイジメられているのを
黙って見ていたうえに漏らしてバカにされたという情けなさ過ぎる
トラウマと一緒に由綺との本当の出会いを思い出して真実と向き合うことに。
結局これって冬弥のトラウマっていうか男としての自尊心に負った傷を
ごまかし続けていたがゆえの物語だったってことになるのか・・・。
理奈が声を取り戻すきっかけになった冬弥を取り巻く女神達の想いを
集約した一言によってヒロイン側の問題は一斉に整理されて、
唯一そこから外れる形で取り残されていたマナの問題は
家族の再生というドラマに回収されてとりあえずみんなハッピーエンド、
冬弥が由綺の元に戻ったかどうかはっきりとは見せず、
しかし他に解釈の余地は残さずに終わるというエンディングは上手かった。
まあ、今まであれだけドロドロさせておいてこんなに爽やかに
終わっちゃって良いものなのかという疑問は湧いたりするんだけど・・・。
これは最終回のあとに第一期の最初から二度見して始めて
本当の価値がわかる脚本構成になっているという感じ。
冬弥にトラウマ与えて由綺のことを忘れさせてしまったことを
親父はずっと悔やんでいたんだなとか今更わかってもどうにもならないわけで、
二周目に付き合う時間と愛情がないとどうにも評価が難しい。
パッと見では気づかない様々な伏線に関しても同様で、
やはり繰り返し視聴を前提にし過ぎていた気がするんだよなぁ・・・。
この作品のスタイル自体は非常に独特で魅力的でもあったのだが、
物語の内容が視聴者に繰り返し視聴を強いるのに向いたものとは
とても思えなかったところに最大の問題があったんじゃないかと。
ある意味、非常に美少女ゲーム的な構成ではあったのかも知れないが。
作画にしろ演出にしろ構成にしろ声優陣の演技にしろ音楽にしろ、
とにかく濃厚な作りだったので人は選ぶだろうけど
決して無視出来ない作品に仕上がっていたことは間違いない。
いろんな意味で流行に流されない尖った作品だったとは思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
あと、最終回EDは「深愛」の方が良かったんだけど、
それは紅白に譲ったってことなんだろーか?