怪談レストラン ＃２３（終）

　怪談レストラン 2 [DVD]
最終回。
学園七不思議を追っていたアコ達が怪談レストランへと誘い込まれ、
そこでレイコの哀しい過去が明らかになる話。
最終回でレイコをメインにしてくれたのはそれだけでも嬉しかった。
何故、今まで頑なに怪談話を否定していたのか、
どうしてアコに対してあんなに突っかかっていたのかといった
レイコの問題がきれいに解き明かされていく流れは上手かったし、
いつもより薄幸の美少女度の上がったキャラ描写も見応えがあったなぁ。
最終的には投げっぱなし気味に終わるとはいえ、
初代EDの謎の男の正体をここで明かしてくる伏線回収にも驚いた。
ただ全体的には、尺が三十分よりも短い為に毎回毎回
せっかくのキャラが活かせず終わることが多かったので、
結局最後にレイコに切り込むだけになってしまったのはやはり残念。
ショウの家庭事情とか凄く興味あったんだけど・・・。
しかし一話が短いがゆえにサクサクと観ることが出来て、
ゴールデンタイムに放送される作品としては適度な軽さもあり
非常にバランスの取れたものになっていたという印象。
まあ、ゴールデンゆえの放送の不安定さってのもあったのだが、
それでもアニメがゴールデンから遠ざけられる時代において
丁寧に仕事をこなしてくれたスタッフ陣には感謝したい。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。