（ＴＶＫ）B型H系 ＃１２（終）

　B型H系 山田 妄想全開 抱き枕カバー
山田と小須田、ついにTV放送で公開合体に挑む！！
いいのか！？　これTVで放送して大丈夫なのか！？・・・と、
観ているこっちが本気で心配になるくらいの合体挑戦シーンだったが、
それだけ生々しくやっているにもかかわらず明るいラブコメとしての
雰囲気は決して崩していなかったのは立派としか言いようがないなー。
そして、ついにガチで濡れ場を演じているというのに、
まったくヨゴレな感じが出ない田村ゆかりの萌え演技力に脱帽！！
さすが、濡れ場如きでアイドルらしさを失うようなヤワな芸歴積んでない！！
結局、極限まで達しながらも寸止め終了するオチも美しかったし、
それでいてハッピーエンドにまとめる手腕も凄かった。
本当に、当初はこんなのTVアニメとしてどう成立させるんだと思ったものだが、
限界ギリギリを見極めながら真面目にラブコメを作り込んでいく
スタッフの姿勢が非常に上手く機能して結果的には予想外の完成度に至ったなぁ。
全体的には、演出のテンポの良さと声優陣の芝居のノリが終始印象的だった。
田村ゆかりは年齢的についに新境地に臨むことになったのかと思われていたのに、
終わってみれば新境地の方を自分のフィールドに引き寄せねじ伏せていた・・・。
あと、久々に堀江由衣とのコンビネーションが完璧だったのも嬉しかったな。
そんな変わらぬ貫禄をみせるやまとなでしこコンビに
阿部敦、花澤香菜、小林ゆうといった若手新鋭が追従していたのもバランス良かったし。
とにかく、何だかんだで奇跡のようにまとまっていた作品だったと思う。
こういう路線のTVアニメが今後も成立していくのかはわからないが、
深夜アニメらしい魅力というものを改めて認識させてもらった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。